ヒデクラの英語体験ドキュメンタリーシリーズ[番外編]


エッセイ風『留学成功の秘訣』第5話

〜米国での留学生活を成功させる為のエッセイ風ノウハウ集〜

[第5話:留学成功の為の食事は?]

 前回は寮生活や現地での生活の仕方についてのアドバイスを少し述べ、今 回は大学での勉強ノウハウについて書く予定でしたが、その前に人間が生活 して行く上で必要な衣食住の食、つまり米国現地(特にカリフォルニア)での 食事事情について少しお話しましょう。

 「留学成功の為の食事は?」とは、ちょっと大袈裟なサブタイトルですが、 現地で留学を成功するにあたって勉強うんぬんよりもこのほうがずっと大切 です!(留学に限らず環境や食事事情の異なる海外において体調を崩し、初 期の目的を達成することが出来なかった人は、沢山いますヨ。)

1.私が留学していた大学の寮は、大学のすぐ近く(同一敷地内といっても 良いくらい)にあり、基本的に食事は大学のカフェテリアでとることに なっていました。(その頃は、ミールクーポンのようなカードを購入し、 これを食事の際に提出し、係りの人が食べた証拠にカードにパンチを入 れるというような、原始的な方法でしたが、今はもっと進んだ形になっ   ていると思います。)
 大学構内の食事は典型的な米国の食事で、数多く並べられたものから 食べたいものを好きなだけ飲み食いするというような形でしたが、ほと んど毎日似たような物が多く、たまに中華風や和風のものも並べられて いますが、お世辞にもおいしいとはいえませんでした。しかし、逆に、 ワッフル(自分で焼いて食べる)やその他おいしいものも多々あり、中 でもオレンジジュースは大変おいしく(さすが、カリフォルニア!)、私 は日本ではオレンジジュースは滅多に飲みませんでしたが、米国に住む ようになってから、オレンジジュースのファンになりました!
 ですから、日本人で、朝は味噌汁にご飯でないとダメ!というような 人は困ると思いますが、徐々に現地の食事になじむことも大切でしょう。
 (もっとも、私の場合は、朝はパンに牛乳派でしたから、あまり困りま せんでしたが...)

2.そういうわけで、大学のカフェテリアの食事もそのうち飽きてきます。 そういった場合には、あまり大学のカフェテリアに固執せず、他の食事 をトライしたほうが精神衛生上良いと思います。(また、色々なことに トライすることにより、更に実践英語力も高まります!)
 学内には、カフェテリア以外にもファーストフードレストランのよう なものも必ずある筈ですから、これらを利用したり、大学の周りの色々 な店をトライしてみるのも良いでしょう。
 私の場合、最初大学の寮に入っていた時には、勝手が分からなかった のでフルミール(21食/週)のミールクーポンにしていましたが、その うち14食/週のミールクーポンに変更し、朝夕は、大学のカフェテリ アで食べ、昼は友人と近くの店に行ったり、大学内のゲームルームのそ ばのファーストフードの店で、フィリーステーキといって、肉と玉ねぎ を炒めてパンの間に挟んだホットドックのようなものを、昼によく食べ ました。
 (余談ですが、大学内にビリヤードやピンボールマシンがおかれたゲー ムルームや、アルコールが飲めるバーもあり、私が日本の大学に行って いた頃は、大学というところはそんなところとは程遠いイメージがあり、 最初はビックリすると共に、日本との違いをまざまざと感じた記憶があ ります。−−−『波乱万丈の留学体験記』でも書いたかと思いますが、 何しろ立派な大学の教授が、ジーンズ姿で片手にノートブックPCを、 片手にコーラを抱えて教室に入ってくるくらいのところですから!)

3.例のごとく少し話が横道にそれて来ましたので、ここで最後に重要なポイントをまとめて、今回の話の締め括りとしましょう。
 (1)出来るだけ、現地の食事になじむように努力する。
 (2)そうはいっても、余り無理はせずに、たまには日本の料理や自分の
    好きな食事をとって、精神衛生上ゆとりを持つようにする。
    (大学の寮に住んでいても、部屋に炊飯ジャーを持ちこんで、ご飯
    にふりかけ、といった食事をしていたつわものの日本人もいました
    が...、是非は別として...)
 (3)カリフォルニアは日本人や中国人が多く、日本料理店や中国料理店
    も多くありましたが、貧乏人?の留学生は近所の中国料理店がお薦
    めです。(日本料理は、値段の割にあまり美味しくないところが多
    いのですが、中国・中華料理は値段の割に量も多く、少ないお金で
    お腹一杯食べれ、味も日本人好みの味でした。−−−私の個人的な
    意見であり、必ずしもそうとは限りませんが。)
 (4)留学生活において、健康が一番大切です。その為にも、食事につい
    ては、身の回りの安全の次に気を遣うべきです。勉強は、それから
    で十分です。(おかげさまで、私は留学中一度も怪我、病気をせず、
    最後の修士論文で徹夜同様の生活が続いた時も、難なく乗り切るこ
    とが出来ました。−−−これは、食事だけでなく、たまにはゲーム
    ルームで息抜きをしたり等々、そのほかのコツもありますが、コレ
    はまた別の機会にでも。)

 そんなわけで、今回は急遽食事関連の話になりましたが、次回からは少し まじめに?(今もまじめですが...)、勉強関連の留学成功ノウハウを伝 授して行きたいと考えています。
 題して、『留学成功の為の勉強法は?』です。乞うご期待!

(現地での留学生活、大学生活に関しては、とても書ききれないくらい色々 な話がありますので、これは、『HajimePapaの英語体験ドキュメンタリー シリーズ』第3段として、別途企画したいと考えています。−−−いつに なるか分かりませんが、首を長〜くして、待っていて下さい。)

−−『留学成功の秘訣』第6話を、乞うご期待!−−

 次回第6話で、こんな話題を取り上げて貰いたい、等々のご意見がありました ら、ご遠慮無く、 多門院 英蔵宛およせ下さい。 宜しくお願いします。 

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2003年11月9日更新済み
 

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